Res15 引用 |
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あの赤い星と命の大樹のムービーが、風が吹いて、ベロニカが顔を一瞬伏せて、蛍が空へ飛んでいき、(ここからロトのテーマファンファーレ)霧と雲が晴れて大空へ、命の大樹と勇者の星が…という流れから、あのファンファーレが流れた時点の雲を越えていくシーンで、全てが平和になった世界(現在)から、過去の勇者の物語へと時空が入れ替わったということじゃないかな、と思ってます。 雲の向こう側が11の物語で、雲のこっちがわ(ベロニカとセーニャがいるとこ)が現在の平和な世界といいますか。 Cloud landと言ったら「夢の世界、理想郷」って意味だし、歴代ドラクエで雲の向こうは天空城(4)夢の世界(5・6ラスト)、竜の世界(8竜神の里)、天使界と、伝統的に雲が世界の境目多いですし… あと、あのオープニングだと、セーニャとベロニカが11の物語弾き語りしてる場所に対して、次のシーンで映る命の大樹と星空がものすごく遠く離れてるように見えるんですよね。一瞬星空の中に浮かぶ大樹と勇者の星と、回想シーン、勇者の星がアップになって、11勇者の物語が始まり… ストーリーで実際にいったときはもちょっと近くにあったのにね。 ローシュのもとへセニカを送り出すとき、時の番人であったにも関わらずセニカがためらわなかったのは、11勇者がためらわなかったからなんでしょうね。 「あなたがローシュを救いだしたら、ウラノスも、そしてその後の未来の数多くの人々も、全てが救える」 と言って、自分は消えるということは一切気づかせなかったのかも。 なぜ私が歴史上書きに固執するかというと、ドラクエ11ストーリーに「禁じられた力や人知を超えた力には代償が生じる」というシーンが多いのと、人魚ロミアが生き返ったから、そして滅んで久しいバンデルフォンやユグノアの物語が何度も何度も語られるからです。 目立つことではないけれど、自分が求めた人々(ベロニカやイシの村や崩壊で死んだ生まれたばかりのラムダの赤ちゃん)だけでなく、ロミアのような人も影響を受けて歴史が変わった。 思い出のまだ残るユグノアもバンデルフォンも、仲間であるグレイグやアリスの過去も、もしかしたらホメロスやウラノスも救えるかもしれない。 勇者とは、最後まであきらめない者のこと。 セレンさまのあの言葉を思うなら、全てが終わった最後の最後まで、助けられなかった人も助けたいと望むのが「真の勇者の物語」ドラゴンクエスト11、主人公の選択だったんだろう。 主人公はプレイヤーなわけですし。 11の世界の冒険を終えて、「その後の」仲間たちと別れて、またどこかの冒険へ旅立つ。 同じ時の、同じ世界としかもう会えないけど(エンディング後にセーブできないのはそのせい。みんなに会いたかったらまた最初から) 勇者の物語はここまで。ドラゴンクエストの他の世界へ。 そういう思いで、11を味わったからです。 だからエンディングで11勇者の物語の本があって、本当に嬉しい。 セニカ、ローシュ、あなたたちだけでも覚えておいてくれて、人間として語り継いでくれてありがとう、って。 …あくまで私の妄想ですけどね‼ 長文失礼しました。 まあそういう風に考えた馬鹿なプレイヤーがここに一人いると思ってください。 |