Res16 引用 |
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2018/01/06(Sat) 16:42:28 編集(投稿者)
長くなったのでコメントを分けます。 今更かもしれませんがお互いの考察を披露しあうつもりであって へっぽこ様の解釈を否定するためでないという事を ご理解頂けると幸いです。
話を戻し、私が今回主人子達の冒険が消えないと解釈しているのは 堀井さんが「パラレル」の否定と共に「なかったことにする」という点に おいても否定しているからです。セニカの帰還とローシュ復活によって 主人公達の冒険が「なくなる」結末は堀井さんは考えていないかと。 プレイヤーの分身である主人公の冒険をなくすのは堀井さんらしくないと。
真エンドのラストに3の主人公の母が読んでいた赤い書には 主人公と仲間達8人のイラストも載っており、当然グレイグらしき 人物も描かれています。主人公達の冒険は3の世界まで 史実として伝承されているのではないでしょうか? セニカが消えてしまう主人公達を忍び、おとぎ話として残したという 意見もありますが、それってつまり消してしまった事への 罪悪感でもあるわけで、それは罪に他ならないで自分はこの考察を 支持出来ませんでした(汗
あと主人公がユグノアとバンデルフォンの救済を セニカに託したという解釈ですが もしそこまでの歴史改変を望んでいたとして、 そもそもまず第一に育ての親ペルラはどうなるでしょう? ペルラは唯一の家族にして息子を失います。 あの主人公が育ての親を見捨てるかのように関係が切れてしまう 歴史改変を望むでしょうか?
それに、もし主人公達の旅がなくなった場合、 ホムラの里のヤヤク親子はどうなるのでしょう? 人喰い火竜は邪神とはどうやら関係ない可能性が。邪神が復活した事で 多くのモンスターが狂暴化し、幹部は復活する中、 火竜は邪神の波動の影響関係なしなのか大人しく寝ていましたね。 主人公達が消えれば彼女等親子の不幸とホムラの里の 滅亡は免れないでしょう。 氷の魔女も封印されたまま改心する事もないし、 クレイモラン女王は親友を失い、再び若い彼女に女王の重責が圧し掛かる。
カミュの妹のマヤの黄金化も邪神とは元々は関係ありません。 呪われた首飾りの力です。主人公が不在の世界という事は マヤは黄金化したまま永遠の悪夢を見て嘆き続けます。 カミュも一生妹と再会する事かなわず罪を背負ったまま、 預言者と出会う事もない為、荒れ果てた盗賊として生涯を終えるでしょう。 マヤが6将化したのはあくまでも黄金化して嘆く心をウルノーガが利用し イエローオーブを与えて黄金化の力のコントロールを与えたに過ぎず、 黄金化の力自体はウルノーガとは別の首飾りにあるため、 首飾りの破壊または浄化こそが重要となっていました。 しかし主人公がいないのでは勇者の力による浄化も、 黄金化により身体と一体化した首飾りだけの破壊も出来ません。
サマディー王子、さらには王と王妃も主人公・シルビアとの 出会いがなければ真実から目を逸らしたまま 互いに成長する事も理解し合う事もなく、臣下は次第に不信感を募らせ 何時かは国が崩壊するかも。 …まあそもそも前日書いたように勇者の星がなくなれば 星の監視の役割を負っていただろう サマディーという国自体が建国されずに彼等は消え去る運命なのですが…
せっかく復活したロミアも孫のキナイと出会う事がなくなり 主人公の助けもなくなるため、ひたすら白浜で待つだけになります。 クエストで助けた人達も元通り問題が復活。 ハンフリーに関しては悪の手に染めず、犠牲となった闘士はなくなりますが 孤児院の存続は不可能となり、子供達は救われなくなり、 結局ハンフリー自身も夢を果たせず落ちぶれて孤児院を救えなかったと 悔やみながら人生を終えるのか?
以上の事からユグノア・バンデルフォンの復活には 対価として大きな犠牲が付き纏うと私は考察しました。 等価交換のようなものかもしれませんね。
最後に私の考察としては主人公が歴史を大きく変えられたのは 主人公の壊した時のオーブが「一番新しいオーブ」であると時の番人が 説明していた事。そして巻き戻した時が短かったからかと思います。 要するに改変される歴史が僅か数か月と短いから 歴史を変え、変えた世界をベースにクリアー前の世界が混ざったのかなと。 何気にソルティコ・メダチャット境界付近に佇む荒くれ者が 突然、崖が崩れて道が繋がったけど、かつてもこんな事あったようなと 語っています。これは改変した世界にクリアー前の崩壊した世界が 部分的に混じってきた現象の一つなのかなと推論を立てました。 僅か数か月レベルの巻き戻しでは、その間に結婚して新たな生命が 産まれる可能性は非常に低く、改変によって救われた人達に代わって 消えてしまう人達はほぼいないかと。
対してセニカは破壊した時のオーブが最新のではありませんし 歴史改変するとしたら何千年という長き時の改変です。 もし大改変が起きたら多数の元の未来を生きた人々に多大な悪い影響も。
ただ、堀井さん曰く世界は一つに混ざり集束していくとの事ですので セニカによる歴史改変はローシュ救済のみが限界で 邪神完全討伐とウルノーガ誕生は防げなかったとも考察しました。 伝承とされるほど長い時の流れは非常に強く、 過去に戻ったところでその雄大な流れに逆らえないというか… セニカが頑張って変えても元の何千年もの歴史の方がベースとなるように 押し寄せ、世界が混ざっていくためセニカがどれだけ改変しようにも 世界は元の歴史の流れに沿うように戻っていく感じでしょうか?
それに主人公が邪神を倒した時に邪神は語っていましたね。 光が闇を凌駕する事はない。我が肉体は滅んでも魂は永遠なりと… しかし予想に反して邪神の体内から未知の光が溢れ出し、 邪神は戸惑うままに消滅しましたが、邪神の言う通りの展開であったなら 魂さえ残っていれば邪神はいつか復活出来る感じもしました。 勝手な解釈ですが主人公だからこそ完全討伐が出来たのではないかと。 もしくはローシュに続き再び2度目の討伐が決め手だったとか。 2度の討伐で邪神の体内に蓄積された光が飽和したみたいな?
ドラクエ以外の歴史改変モノ作品の解釈なのですが 歴史改変はわずか一秒のズレで大きく変わるという解釈する 作品もある一方で、 すでに流れた時の流れの力は絶対的で強制力が働き、 せっかく過去に戻る力を得たのに、どれだけ繰り返しても 大事な人を救えない。どんな手段をとろうとも 大事な人が死ぬ展開になってしまうという作品も共に参考に考察しました。
上の考察と重複してしまいますが 近い時間の修正は時の流れが短いだけに その流れは軽く、容易くを動かし改変出来るが、 何千年もの時の流れは逆に桁外れに重い流れで抗いがたく、 改変しようにも元の流れに戻ろうとする力が強過ぎる。 堀井さんの「世界は一つに混ざり収縮していく論」を加えるなら 世界が混ざってゆく時に、長い歴史を積み重ねた元の世界が 重く圧し掛かり、その結果改変しても元の世界ベースで混ざってしまうとか? セニカも古代図書館で勉強していた当時は 長くても数年の時を遡る程度だったのでしょうが 何千年も遡るのは予定外。その場合の影響まで把握出来ていたか疑問です。
先日のコメントのように邪神を倒せてもウラノスの危うき心を 邪神に惑わされないようにする手段がなさそうなのもありますし ウルノーガ誕生を防ぐのも難しそうですよね。 先日も書きましたがそんな事が出来るならウラノスの心を見抜いていた 強力な力を持つ神の民の長老がとっくにしていると… どのみちローシュ救済後もセニカ達が今度こそ邪神を完全討伐出来る 決め手もないかと思います。唯一あるとしたら主人公から託された 2つ目の勇者の紋章ですが、あれが勇者の剣なしのセニカに どれだけ力をもたらすか?そもそも何時までも残り続ける力なのか? あくまで時渡りの為の一時的なモノの可能性もあるわけで。
私の解釈としては他の歴史改変作品の解釈も踏まえた上で考察しても セニカの何千年にも影響する歴史改変はあらゆる観点から考察して 未来に大きな犠牲が伴うし、難しいかなと結論付きました。 ローシュとセニカが結ばれても子供は出来なかったとも考察してみたり。 こうなると未来への影響はさらに減りますね。
堀井さんも前回のインタビューの最後に 今回の質問以上の疑問は皆さんが想像して楽しんで下さい的な感じで 他のプロデューサーと締めていたので、 私は自身の解釈で今後も楽しんでいこうかと思います。 へっぽこさんも御自身の解釈で楽しんで下さい。 最後にプレイが遅れて過疎った板でへっぽこさんと語り合えて 楽しかったです。へっぽこさんの解釈も面白くて良かったです。 |